カンポ広場に伝統が甦る!
毎年12月には、2日にわたってカンポ広場に市が立ちます。在りし日のシエナを彷彿とさせる賑やかなイベント。ぜひカンポ広場に足を運んでみましょう!
シエナが共和国だったころ、カンポ広場には毎週メルカート(市場)が立ち、多くの人々で賑わっていました。現在のシエナでは、毎週水曜日にメディチ家要塞跡地の周りにメルカートが開かれていますが、2009年11月からは年に1~2回、特別企画としてカンポ広場に市が立てられるようになりました。
レンガ敷きの広場には古き日の露店が再現され、150もの店がところ狭しと並びます。露店では、ワイン、オリーブオイル、チーズなどシエナの特産品、テラコッタ、銅細工などの工芸品、植物、アンティーク、記念切手と、さまざまなものが売られます。職人たちがパフォーマンスを行う露店もあるほか、広場には昔ながらの大道芸も繰り広げられ、買い物だけでなくいろいろと楽しむことができそうです。
例年このメルカートは多くの人で賑わい、在りし日のカンポ広場を彷彿とさせます。商売と、生活と、社交の場。カンポ広場はシエナの生活の心臓として、大きな鼓動を響かせます。
こちらから、過去の市場のパンフレットを見ることができます。